Art & Story

歴史を感じさせる街にこそ、アーバンという名がよく似合う

どことなく洗練された大人の雰囲気が漂う都会人をイメージさせる言葉

近はキャンプだけでなく、都会を離れての田舎暮らしを始める人も増えてきているようで、より自然に近い生活環境が注目を集めているみたいです。ほんの少し前までは、都会派と呼ばれる人たちが時代の先端を担っているような感じもあったのですが、都会派というと何となくトゲがあるというか、やや嫌味なニュアンスも含んでいるように感じられることもあるかもしれません。それに対してアーバンというと、どことなく洗練された大人の雰囲気が漂う都会人をイメージさせる魔法の言葉のようで不思議ですね。

街なかの風景を捉えた写真にしてもアングルや人の動き、天候や建築物が織りなす彩りの鮮やかさなどで、雑多な風景になるか、どこかアーバンな雰囲気を醸し出すアートになるかなど大きな違いが生じます。撮影した人の意図によるものなのか、観る人の心のありようが影響するものなのか、何とも言えませんが。

よく目にするロンドンの街なかの写真にはアーバンにふさわしいものをしばしば見つけることができます。歴史ある建物に挟まれて緩やかなカーブを描く道を走る二階建てバス。ステッキを手にした、まるで歴史のひとコマを切り取ったような人物が歩く街路。ほかにもパリやニューヨークの写真もアーバンにふさわしいものがよくあります。

よくよく考えてみると、必ずしも近代的な都会ではなく、歴史を感じさせる街にこそ、アーバンがよく似合うのかもしれません。著名な、芸術的なアートではなく、誰が撮影したかわからないアーバンなポスターのほうがしっくりくることもありそうです。どんなポスターにしようかと、のんびり部屋を見回してみてはいかがでしょうか。

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