
旅はのどかで温かな人情を感じさせてくれますね。
「旅は道連れ、世は情け」
最近は気軽に旅に出ることも難しくなってきましたが、旅はいつの時代も新しい世界を見せてくれます。かつて訪ねた街や名所旧跡を思い出とともに記憶の片隅に残していることも、楽しみであり夢の続きへとつながっていきます。
さらにはこれから行ってみたい有名な観光地はもとより、ガイドブックに載っていないような穴場を探してみるのも楽しいものです。部屋の片隅に旅の思い出になっている土産品などがあると、楽しみはさらに広がるに違いありません。

また、ちょっとしたモノに旅の記憶が呼び戻されることもあります。ホテルの窓から見た古い町並み。有名な美術館を訪ねる途中で見かけたフリーマーケット。朝の散策の途中で立ち寄った活気にあふれた市場。にぎやかに人が行き交う地下鉄の駅。路地裏の出窓に咲いていた鉢植えの花。そんなさり気ない風景のなかにこそ、自分だけの旅の思い出が詰まっていることも珍しくないでしょう。
もちろん、有名な古代遺跡や歴史的建造物。あるいはその大きさに圧倒されてしまいそうな壮大な風景を記憶だけでなく写真などに残しておくこともいいでしょう。同じ景色でも見る人によってさまざまな様相を見せてくれることがあります。

「いつかまた」
そんな気持ちを持ち続けることは明日への希望かもしれません。新しい出会いを求めて、夢は世界中を駆け巡るに違いありません。時代は変わっても、記憶のなかの旅はいつまでも静かにあなたを待ち続けてくれていることでしょう。